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2002/2の日記C

2月16日
“TEAC A-360”
今日はハードオフに行ってきた。行った2店とも特に欲しい物の入荷がなかったので、
以前から誰も買わなかった30年程前のTEACのカセットデッキを購入した。
帰ってから動作を調べたが、動作しないので底のカバーを開けてみた。
原因はモーターとフライホイールをつなぐゴムベルトが、ドロドロに溶け切れていたことだった。
溶けたベルトがいろいろな場所についていたので、手や工具がべたべたになってしまった。
温水を使ったりして溶けたベルトの除去は完了したので、あとはベルトを買えば動くかもしれない。

内部を見るとはんだで回路のパターンが作られていて、コネクタなどは無し。メカはほとんど金属で構成されていて、
手でボタンを押し込み直接動作するようになっている。改めてデッキの古さを感じたが、逆に最近の高密度の部品の配置や
プラスチック多用のメカなどに比べて簡単なメンテナンスで長く持ちそうに感じた。

“今日のハードオフの注目品”
これらは以前からあったものなのだが、
・SONY カセットデッキ TC-K333ESL 動作せず ¥3k
・Victor SVHSデッキ  HR-S9800  音声×  ¥5k
がある。当初はすぐ売れると思っていたのだが1ヶ月以上たった今も買い手がつかない。
私が買えということか?(笑)まあ使わないだろうしね。



2月17日
“TEAC A-360その2”
昨日購入したA-360をさらに調べてた。録音待機状態にしてみると、
Rチャンネルの音が出ないことが判明。思い当たる箇所をいじるとレベルメーターは振れるようになった。
あとは音が出れば良いが、わかりにくい故障でないといいのだが。

また最初回路がはんだでできているように見えたがよく見ると下に
プリントもされているように見えた。どうなのだろう。

“初運転”
任意保険の手続きも終了したので、母親の実家に行く際に
家の車で公道を初めて運転した。帰りは雨の夜だったが、
危険な目に会わず、ほっとした。

“TEAC A-360その3”
上の文書いたあとに他のデッキでは伸びすぎて使えなくなったゴムベルトが流用できることが判明。
実はこれV870の伸びたベルトを流用したD22Eで使えなくなったもの。
取り付けてみると多少不具合はあったものの、ちゃんと再生できることを確認。
さすがに音が良いとはいえないが、ノイズが結構少なかったのに驚いた。
もうそのベルトもぼろいので明日秋葉原に行くのでその際にベルトを買ってこようと思う。



2月18日
“DVD録画機”
今市販されているDVDビデオレコーダーにはDVD-RWとDVD-RAMの二種類がある。
-RWは主にパイオニアが、-RAMは主にパナソニックが手がけている。
最初に発売したのはパイオニアのDVD-RW,DVR-1000だった(1999年12月)。
つづいて約半年後にパナソニックがDVD-RAM機DMR-E10を発売した。
この時点では両機ともフォーマットを除き大きな違いは無かった。
次にDVR-1000のマイナーチェンジ版DVR-2000が発売された。
これは主にビデオモード記録に対応したことがポイントだった。
(ビデオモードを使うと一般のDVDプレーヤーでも再生できる。)

しかしこの半年後松下から強力なデッキが発売された。DMR-E20である。
このデッキの特徴はなんといってもその価格にあった。前述の3機種の定価は、
25万円だったのだがDMR-E20は半額近い13.5万円だったのだ。
この値段設定によりこの機種は成功を収めることができた。
(品切れだった店を見たので売れ行きはよかったと思う)。
その直後に出たパイオニアのDVR-7000は上級機という位置付けもあり、
定価19.8万円だったため価格的に少し厳しいものがあった。
しかもその5ヵ月後に、パナソニックはハードディスクドライブも搭載したモデル、
DMR-HS1を20万円で発売した。

また完全OEMを除く他の会社では-RWがソニーのデッキ、-RAMは東芝のHDD搭載の
RD-2000(2001年初頭)、RD-X1(2001年終盤)がありRD-X1は編集機能等、
こだわって作ったというだけあって、なかなか使えそうだと感じた。

で最新情報だが、今まで長い間発売されるという噂だったシャープと
パイオニアの共同開発低価格機DVR-3000(パイオニア版),DV-SR100(シャープ版)
共に12.5万円が発表された。これによってやっと価格でギリギリ-RAMを抜いた。

しかしである。なんとその2日後にパナソニックの廉価機DMR-E30が発表されてしまった。
なんと価格は9.3万円。しかも機能に大差は無いようだ。これは、-RWグループにとっては
大きな脅威であろう。

そんな状況の中業界は一致団結して新規格を立ち上げるようだ。
グループの顔ぶれを見る限り、これに対抗しようというメーカーは世界中に無いと思う。
しかも2003年に商品化メドというのだからもうすぐである。
DVD-RWもDVD-RAMこの先低価格で売るなどしかないかもしれない。
普及率もそんなに高くないだろうから、最悪すぐに消え去ってしまうかもしれない。

ニュースリリース→  DVR-3000    DV-SR100    DMR-E30



2月19日
“手書き製図趣味宣言”
プロフィールに書かなかったと思ったが、私は製図好きだ。
今はコンピュータによる製図が一般的だと思うが、私は手書きでやっている。
コンピューターでやると繰り返しや修正などが簡単だし、コピーができるなど
手書きに比べて利便性は高いと思う。こういった視点から見ると
コンピュータによる製図が普及しているのは当然のことだと思う。

しかし趣味の視点から見ると、精度やスピードはあまり重視されない。
また作図はあまり書き手によっての差が出ないのも味が無く思う。
その上手書きならではの多用な製図器具を駆使して書く点にも面白さが感じられる。
(私の場合、製図やるきっかけの一つに製図器具集めがある。)

大げさに言うと手書き製図とコンピュータ製図の関係は、
習字とワープロ(ソフト)の関係に近いと思う。今仕事で文章を書くとなると
ワープロ(ソフト)を使うが、趣味では習字といった感じに。
というわけで私は手書き製図は趣味だと宣言する。(笑)

現状として製図器具の販売はかなり縮小していると思う。
このままでは器具の入手が困難になってしまうかも。
なんか私の趣味(オーディオ)も含め先が危ぶまれるものが好きなのかな(汗)



2月20日
“ナカミチ民事再生法適用”
オランダのフィリップスがカセットを開発した当初、カセットはそのスペックから
音楽録音メインではなく会話録音用として考えられていたらしい。
それを音楽録音に十分耐えうる性能に引き上げることに、国産のメーカー達は
大きな貢献をしてきた。その中の1メーカーにナカミチ研究所があった。

ナカミチはカセットデッキとして始めて3ヘッドを実現した1000を始め、
数々の高性能デッキを送り出してきた。またサービスに出すと
スペックどおりの特性にきちんと調整されかえってくるなど、
アフターサービスにも力を入れていた。

また商品もカセット以外はほとんどやらず、ひたすらカセットにこだわっていた
メーカーであった。また一般向けの低価格デッキもあまり無く高級機メインだった。
こういったことからナカミチには数多くのファンが付いたのではないかと思う。

80年代のCD発売やらソフトの低価格化によってであろうか、90年代になると
カセットデッキを使ってエアチェックをする人の減少など、
だんだんカセットデッキを使う人が減っていき市場は狭まっていった。

もちろんまったく手を打っていなかったわけではなく、CDショップの視聴機では
かなりシェアがあったようだし、高級カーオーディオも販売していた。
またホームオーディオとしてはサウンドスペースシリーズがあった。
これはデザインに凝ったミニコンポで、なかなかかっこよかったと思う。

しかしオーディオ全般的な不信のせいか、ナカミチはついに倒産してしまった。
個人的にはあんまり好きなメーカーではなかったが(ファンの人すみません)
過去に隆盛を誇ったテープデッキメーカーがなくなってしまうのは悲しいものである。

“買い物に行ってきました”
・電気工事士の資格試験申込書を貰いに有楽町の電気ビルに。
・製図用品を買いに銀座の伊東屋に。
・電気工事士の試験で使用する工具を買いに秋葉原に。
それぞれ行ってきました。買ったものは明日あたりの日記で報告します。



2月21日
“昨日買った物 文房具編”
・ロットリングイソグラフ0.2
製図用のペン。以前持っていたラピッドグラフを紛失して以来、調子が悪くなった
¥500のペンを使っていた。これのインクの出があんまりよろしくないので、新調するために。

・ロットリングゾノックスファインライナー
べた塗り使用に適したものを持ってなかったので購入。インクがちょっとの出過ぎかも。

・KOKUYOPROの消しゴム(TZ-4075)
ケースに薄い金属が挟まっているようで、マグネット製図板にくっつくようになっている。

・ペンテルのハイポリマースーパー0.3mmシャープ芯
生産中止だというので買っておくことにした。

・トンボMONO100(MONOGRAPH)
以前各社のHB鉛筆を比べようと購入したらどうやら間違ってHBのところにBが入っていたようで、
それを買ってしまった。それで今回HBを購入。

・VANCOの20cm定規(283-20)
まともな直定規が15cmと40cmしかなかったのでちょうどいいサイズを購入。
このシリーズのスケールは方眼つきでガラス色をしていてかっこいい。
わずかだがメモリの精度が悪いのが欠点。

・買えなかった
本当ならアイソメトリック製図用に楕円テンプレートが欲しかったのだが、
私がそろえているメーカーの物が無く断念。伊東屋の製図器具売り場縮小は残念だ。



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